はじめに
受験生の皆さん、調子はいかがですか。
大学4年生以上で今がラストスパートという方も、大学3年生以下で来年に向けて頑張っている方も、梅雨の不安定な気候に、ちょっと体調を崩し気味?ということがあるかもしれません。梅雨の時期に限らず、受験勉強をしていると、疲れてしまうのはもちろん、頭痛がしたり、肩がこったり、寝不足で頭がシャキッとしなかったりといった、体の不調に悩まされてしまうことがあるでしょう。
このコーナーでは、そんな受験生の皆さんの悩みを少しでも解消すべく、「アロマセラピー(芳香療法)」をご紹介していきたいと考えています。気分転換をしたくなったときや、いまいち体が本調子じゃないんだけどシャキッとしたいな、というときに、気軽に読んでいただければ、と思います。
アロマセラピー(芳香療法)とは
「アロマセラピー(芳香療法)」とは、字のごとく、香りを使った療法のことです。
例えば、疲れたときに、ラベンダーの香りをかぐといい、ということを聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
実は、美しい花の代名詞のようなバラも、ビタミンCが豊富と言われるレモンも、ガムに入っているペパーミントも、コアラが食べているユーカリも、アロマセラピーに使われているのです。
アロマセラピーにおける「香り」とは、主に水蒸気蒸留法で植物から採る精油(Essential
Oil)の香りのことです。
この精油は、いわば植物の命の結晶、とも言うべきもので、例えばバラの精油1滴を作るのに、バラ200個が必要と言われています。アロマセラピーは植物のエネルギーの力を体に取り込んでいく療法、と言えるでしょう。
ちょっと難しげなことを書きましたが、アロマセラピーを活用することは実は簡単です。香りを楽しめばいいのです。例えば、疲れたときに、ラベンダーの精油をティッシュに落として部屋の隅に置くだけで、何ともリラックスした気持ちになることができます。
アロマセラピーの注意点
次回からはさっそく、受験生にありがちな症状別のアロマセラピー活用法をご紹介していきますが、その前に、守っていただきたいことを挙げておきます。
(1) 精油は非常に高濃度の液体です。直接皮膚につけたり、飲んだりしないで下さい。ただ、ラベンダーとティーツリーだけは皮膚につけることができます。この場合でも、肌が弱い人はキャリアオイル(マカデミアナッツ油、ホホバ油など)等で薄めて下さい。
(2) 精油は植物から採ったもので、生きています。ふたを開けたら、日光が当たらないようにし、1年以内に使用して下さい。
(3) 妊娠時には使用を避けなければいけない製油があります。これから先ご紹介する精油で該当するものがあるときは、明示いたします。
(4) 精油のメーカーには様々なところがありますが、多少高くても、純粋で安全な精油を使って下さい。
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