はじめに
連載第5回目です。
今回のテーマは「お腹の調子がおかしい時のアロマセラピー」です。
長い間受験勉強をして疲れやストレスがたまってくると、何だか胃の調子がおかしいとか、このところあまり食欲がない、ということがあると思います。
また、そうでなくても暑い夏は何となく食欲も減退気味です。
今回はそんな時のためのアロマセラピーをご紹介します。ただ、胃腸の不調があまり長く続くようであれば、病院で診察を受けて下さいね。
お腹の調子がおかしいときのアロマセラピー
★食欲がないとき
- ペパーミントとレモン
食欲がない時には、胃を元気にする働きのあるペパーミント、レモンをティッシュに2滴ほど落としたり、アロマポットなどに5〜6滴入れて部屋に拡散させたりして香りをかぐと、気分がすっきりします。また、お風呂にペパーミントとレモンを合計4滴(ペパーミントは2滴以上入れると、ちょっと涼しくなりすぎるかもしれません)落として入浴するのもよいです。ただ、ペパーミントは刺激が強いので、2週間以上は続けないで下さい。
- カモミールとペパーミントのハーブティー
ハーブティーでは、カモミールとペパーミントをブレンドして飲むといいです。どちらも胃の不調に効きますし、カモミールの独特のくせがペパーミントによってやわらげられます。さらにビタミンを補給するなら、ハイビスカスやローズヒップを加えるのもよいですし、加えるとちょっとすっぱい場合には、ステビアなどの天然の甘味料を少し入れるとよりおいしくなります。
★お腹が痛い時
- ペパーミントとラベンダー
お腹が痛い時には、胃を元気にするペパーミントと、鎮静作用に優れているラベンダーを用います。痛みが軽い時は、キャリアオイル大さじ1杯にラベンダー6滴を加え、右回りに円を書くようにみぞおちに塗り、反対側の背中にも塗ります。吐き気もある時には、ラベンダー4滴とペパーミント2滴にするとよいです。痛みがひどい時や吐き気もある時は、キャリアオイル大さじ1杯にラベンダー3滴、ペパーミント3滴を加え、みぞおちに塗ります。すると、お腹のあたりがとても温かく感じて、すっと痛みが取れてきます。私が非常に胃の調子が悪かった時、常にこのブレンドを小ビンに入れて持ち歩いていました(ビンは、遮光ガラスのものを使って下さい。濃いブルーや茶色のビンを売っていると思います)。
- カモミールのハーブティー
また、カモミールのハーブティーも効きますので、ゆっくりと飲んで下さい。これは食あたりにも効きますし、下痢などの後の脱水症状を防ぐこともできます。
なお、非常に激しい痛みや下痢、嘔吐、発熱を伴うような場合は、もちろんですが、病院に行く方がよいです。
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