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受験に役立つアロマセラピー
Part8 怪我に効くアロマセラピー

はじめに

 連載第8回目です。
 前回の連載以来、だいぶご無沙汰してしまいましたが、皆様お元気でいらっしゃいましたか。

 今回のテーマは、前回予告しておりましたものとは異なりますが、「怪我に効くアロマセラピー」です。

 私は試験の日に限って予備校の階段で転んでしまい、痛みをこらえながら試験を受けた経験があります。また、これから夏本番となると、蚊に刺される機会も増えてきます。そんな時に、痛みをすぐに押さえてくれたり、回復を早くしてくれる精油をご紹介します。
 なお、怪我や関節の痛みには、これからご紹介する精油が全て揃っていなくても、ラベンダーが1本あれば十分対応できます。ラベンダーは常に携帯しておくと、突然の怪我だけでなく気分転換などにも活用でき、とても便利です。

怪我に効くアロマセラピー

切り傷に効く精油
 深くない切り傷、擦り傷には、殺菌して炎症を静める作用のあるラベンダー、ティートリーが効きます。ただし、粘膜を除く、狭い範囲の怪我に用いて下さい。ラベンダー1〜2滴、ティートリー1〜2滴を、原液のまま1日3〜4回、傷に塗って下さい。化膿している場合はなるべく乾かすと良いでしょう。

やけどに効く精油
 料理の時に油がはねた時にできるやけどなど、日常的なやけどは、まずやけどの部分を水で十分に冷やしたあと、ラベンダーを2〜3滴、原液のまま塗ります。1日に3〜4回、治るまで続けて下さい。とても早くやけどが治り、しかも傷跡が残りにくいです。台所に常備していらっしゃる方もいるようです。ただし、広範囲のやけどや重いやけどの場合は、すぐに病院で診察を受けた方が良いでしょう。

虫刺され・虫除けに効く精油
 蚊などの虫に刺されてしまったら、ラベンダー2滴とティートリー1滴を塗ると、すぐにかゆみなどの炎症が収まります。また、アロマポットなどを使った精油の芳香浴にゼラニウム3滴ほどを使うと、虫除けになります。
 ちなみに、「蚊連草」という植物の名前をお聞きになったことのある方もいらっしゃるかもしれませんが、この蚊連草は蚊を寄せ付けない性質を持っていて、ゼラニウムの仲間です。蚊連草は割と丈夫で、挿し木で簡単に増やすことができます。私の家の蚊連草はもう5年くらいになりますが、いまでは蚊連木といってもいいくらい大きくなって、毎年かわいらしい小さな薄紫の花(花の色はゼラニウムの種類によって異なるようです)をたくさん咲かせています。人工的な虫除けと違って、むしろ体に優しいものですので、虫除けとして大変お勧めです。

捻挫に効く精油
 捻挫してしまった時は、ラベンダー4滴ほどを原液のまま塗ります。1日3〜4回、治るまで続けて下さい。ただし、捻挫と思っていても脱臼や骨折を起こしている場合があるので、気をつけて下さい。

打撲に効く精油
 転んでしまったり何かにぶつけてしまったりしたら、消炎・鎮痛作用を持ちあざができるのを防ぐラベンダーを、4滴ほど原液のまま塗ります。1日3〜4回、治るまで続けて下さい。


これまで、いろいろな場面で活用できる精油の素晴らしさ、不思議さをお伝えしてきました。次回は、これまでの総括として「アロマセラピーを始めたい時」についてご紹介させていただき、まずは最終回とさせていただきたいと思っております。
皆さん、次にお会いするまでどうぞ元気にお過ごし下さい。
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