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日本の今を考える

「温故知新」-I LOVE JAPAN, I LOVE KYOTO.-

 京都にはもう何回行っただろうか?平成5年からここ10年以上、立命館大学やWセミナー京都校での講義やゼミ、京都大学での特別講演会などで毎年最低10回は行っているので最低100回以上、ひょっとして200回近くになっているかもしれない。それでも、ずっと京都に住んでいる人にはかなわないが、かえって私のように月1回程度京都に行く人のほうが、新鮮な目で京都を見ることができるのかもしれない。とはいえ私は仕事(講義・ゼミ・講演会)で行くのであって、観光が目的ではない。そこで私が紹介できるのは、原則として駅やホテルから往復3時間程度で行けるような場所が中心となる。
神護寺 (24/08/31)

 今、東京国立博物館で「神護寺」特別展が開催されている。
 【東京国立博物館 平成館特別展示室案内】

 神護寺にはもう10年以上前になるが、5、6月に2回行ったことがある。
 【神護寺ホームページ】

 紅葉で有名な寺であるが、青紅葉も大変、風情があってよかった。

 和気氏が創建し、最澄や空海が修行した寺でもあるが、源頼朝や平重盛の似絵でも有名である。

 音声ガイドでは歌手の「さだまさし」さんが話していたが、土器(かわらけ)投げもやった。

 神護寺に行った時には、成田山の不動明王はもともと神護寺にあったことを知った。
 【成田山新勝寺ホームページ】

 今回の「神護寺」展では、高山寺の明恵上人が神護寺の復興者である文覚の甥だと知った。

 和気清麻呂がいなければ、今の皇室はなかったかもしれない。
 【神護寺ホームページ『沿革史』“道鏡と和気清麻呂”】

 また最澄さんや空海さんがいなければ、今の日本の文化・精神はなかった。
 【比叡山延暦寺ホームページ『延暦寺について』“祖師”】
 【東寺ホームページ『弘法大師空海』】
 【高野山真言宗総本山金剛峯寺ホームページ『金剛峯寺とは』】

 文覚がいなければ、神護寺や東寺の復興もなかった。
 【ジャパンナレッジ「文覚」】

 日本の今を知るためにも、「神護寺」展または神護寺に行くことをぜひ勧めたい。

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