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※署名のない文章は渡辺一郎による。他の講師が担当した場合は署名を入れる。
■2000年10月の最新本試験情報
10/10 合格祝賀会での挨拶
 10月7日、帝国ホテルの富士の間にて、早稲田経営学院公務員・外交官セミナーの合格祝賀会が催された。合格者249人と講師・職員で300人以上が参加した。
 以下は、特別顧問・専任講師としてのザ・フューチャー代表渡辺一郎の挨拶である。
 皆さん、ご苦労様でした……。
 激戦を最後まで勝ち残られて、本当にうれしく思っています。

 さて、ここ帝国ホテルをつくった人に渋沢栄一がいます。彼は私が尊敬する実業家の一人です。彼は、知・情・意のバランスが大事だと言っています。皆さんは、知の点では特に問題がありませんが、知にますますの磨きをかけ、誰からも尊敬される感情を身につけ、意志とのバランスを保つよう努力して下さい。また、渋沢栄一は、大蔵省を辞めて実業界に入っていますが、皆さんも創業家のつもりで仕事に励んで下さい。創業家の先輩としては、(成川)学院長もいます。たくさんの本も書いていますので、入る前にぜひ読んで下さい。
 ところで、ここは富士の間です。富士山に10合目まで登ったことのある人はどれくらいいますか?(249人のうち2〜3人が挙手をする)私も10年ほど前に友人数名(妻となる人もいた)と登りましたが、10合目から5合目に下る間に各自のゴミの袋(一番の大きいものをジェスチャーで示す)が一杯になりました。富士山は日本の象徴で遠くから見ると大変きれいですが、実はゴミだらけなのです。日本もそうではないでしょうか。外国から見るとすばらしい国ですが、多くの問題を抱えています。でも、日本ほどいい国も世界にはないと思います。(皆さんのようなエリートではない)普通の人が真面目に働いて普通に暮らせるよう(そうではなくなりつつ現状を思い浮かべつつ)、皆さんも頑張って下さい。

 (ご清聴)ありがとうございました。
10/17 最近の国 I 受験戦線
 国 I では10月生向けの講座も開講し、受験戦線もいよいよ本格化してきた。10月生では、案の定今年国 I 1次落ち・2次落ちの面々が姿を現してきた。外 I あと一歩不合格組とともに現役生には脅威的な存在である。もちろん再受験組は各自の敗因に応じた対策が必要である。現役受験生の大半は講義の予習・復習に追われているようだ。もちろん充分やっていれば現段階ではそれでかまわないが、なかには宿題以外の過去問の質問をしてくる熱心な人も毎回いる。キャリアになるための試験である。今の立場はどうであれ、受け身の姿勢(履行遅滞・不完全履行後に履行不能、さらには自己破産が待っている!)は捨てて、主体的に講義に臨もう。
10/31 国 I 渡辺ゼミの選抜試験を終えて
 ゼミの選抜試験が終了した。今年の特徴は外務省志望者が多かったという点である。警察庁や文部省も根強い人気があった。しかし、今一つ人気がなく、ぱっとしなかったのが経済官庁だった。来年は、御三家・四天王(現在の大蔵・通産・自治・警察)と新規参入の外務で優秀な学生の熾烈な奪い合いが見られるかもしれない。
 合格者は35人とした。ボ−ダーに10人以上もいて半数に絞るのに苦労した。面接点もかなり加味したが、素点が低いとどうにもならない(本試験もそうである)。合格した人はゼミの予習に力を入れること。合格できなかった人は I '期の合格をめざしてインプットに力を入れてほしい。
10/31 様変わりした外専受験戦線
 外交官セミナーのデータによると、今年の外専の2次合格者42人(セミナー受講生は39人)のうち東京受験組が26人(今年も西高東低の傾向が見られた)で、セミナー受講生は24人であった。そのうち15人は外 I 併願組とのこと。外 I 志望者は、国 I 法律職と経済職にほぼ二分されていったようだが、相変わらず外専を併願する人は少なくない。また、外専の1次の合格者は106人であるから、来年再受験する人かなりいると見られる。他方、基本書マスターの出席率は、外専プロパーになってからは極端に悪くなったと聞く。来年初めて受験する人は、このような厳しい状況を踏まえた上で、充分予習と復習をして特別対策講座や答練に臨んでほしい。
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