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※署名のない文章は渡辺一郎による。他の講師が担当した場合は署名を入れる。
■2001年6月の最新本試験情報
6/3 国家 I 種本試験まで1週間を切る
 6月に入り、国家 I 種本試験まで1週間を切った。模試の成績表をよく分析し、正解率が高いにもかかわらず間違えた分野を中心に充分復習しよう。また、生活を昼型にすることは言うまでもない。
 今年は、「官庁訪問は1次合格発表後」を各省庁が遵守する可能性が高いようである。落ち着いて最後の追い込みに専念してほしい。
6/8 国家 I 種本試験、間近に迫る!
 6月10日(日)の国家 I 種本試験が間近に迫ってきた。悔いのないよう最後までベストを尽くそう。くれぐれも、9日の夜に眠れず、10日の午前中の教養で失敗することのないように。
 なお、6月10日の午後6時30分から8時30分まで「官庁訪問情報交換会」を実施する。Wセミナー受講生(入学金納入受講生。模試のみの人を除く)であれば参加できる。
 東京校では渡辺顧問・講師と山下受験相談室長、京都校では津田講師が、試験を総括し、官庁訪問対策を提示する。ブランチ校では6月10日以降のVTR受講となる。
 ここで正確な情報を入手し、来るべき官庁訪問に備えよう。
6/11 国家 I 種1次試験が終わる
 6月10日、国家 I 種1次試験が終わった。教養は知識が普通、知能が難で、全体的に難しかったようである。専門は、行政職と経済職が普通で、法律職はやや難という感想が多かった。ともあれ、2次の勉強など次の勉強に取りかかろう。
 気になる官庁訪問であるが、有力官庁は従来の説明会に参加した学生に電話・メールで「官庁訪問は25日以降」を強調している。しかし、一部が動き出したら、いつでも動き出す構えを見せている省庁も少なくないようである。リスクと負担が小さい(数の限定された1次合格者から選べる)前者になるか、リスク(他省庁・世論からの批判)と負担が大きい(国会会期中に多数の1次受験生から選ぶ)後者になるか、2〜3日は様子を見ないとわからない。現在のところは、名前も書かせずパンフレットを渡しているだけのようである。
6/13 国家 I 種の官庁訪問は25日から
 国家 I 種の官庁訪問は、協定通りの「1次合格発表の25日以降」となる見込みが高くなった。各省庁は1次から2次までの3週間(大事なのは最初の2週間)で内々定を出すこととなる。
 発表まで2次の勉強をすることは言うまでもない。しかし、官庁訪問に備えて充分に戦略を練っておこう。昨年までの玉石混淆の母集団ではなく、1次合格者が相手である。その中から2次合格者は2分の1に絞られ、内定がもらえるのはその2分の1である。先は長い。
6/18 国家 I 種1次合格発表まであと1週間
 国家 I 種本試験から1週間を過ぎ、1次合格発表まであと1週間となった。教養の知能と専門(法律職)の民法・商法が難しかったので、得点が期待していたよりも低く、不安な毎日を過ごしている人も少なくないと思う(私も教養の出来が気になって、不安な日々を過ごしていた。無理はない。気持ちはよくわかる)。
 しかし、何度も言っているが、本格的に勉強している人は意外と少ない。Wセミナーの模試で総合200番(法律職の場合。他の職種は最終合格者数)くらいに入っていれば、1次は何とか受かるし、1次がビリの人でも2次で逆転合格の可能性は充分にある(そうでなければ人数をもっと絞る)。しかし、25日までに2次の勉強をやっておかないと、官庁訪問の間に勉強して、2次で逆転することは困難である。これから25日までは、不安を吹き飛ばすよう、また、逆転合格を狙って、専門試験の勉強をしよう。また、総合試験のための勉強も専門の合間に怠りなくやること。
6/24 国家 I 種1次合格発表迫る
 6月25日の国家 I 種1次合格発表が近づいてきた。一部、没問があったことは報道済みである(他にもありうる)。今年も、合格通知は発表前(23日)から届き始めている。その結果、届いていない受験生が動揺している。昨年も通知のフライングはあったが、23区内でも通知が遅れている人もいる。未通知者は25日に最終確認を怠らないこと。
 官庁訪問は本サイトの予想どおり25日からである。各省庁が協定をほぼ遵守したことは画期的で賞賛に値する。ただ、政権交代により今まで以上にフライングの非難・処分を恐れ横並び意識がいい方向で働いた、国会対策で忙しく多数の受験生と会っている暇がなく守らざるを得なかった、というのが本音だろう。
6/26 国家 I 種1次試験合格者発表
 6月25日、国家 I 種1次試験の合格発表があった。しかし、既に大半の合格者には通知が届いていた。合格者は、昨年よりも多めである。外務 I 種と統合されたことと面接重視の傾向がその理由であろう。
 今年は正式な発表と同時に官庁訪問が始まった。しかし、まだ国会が終わっていない。本格的な絞り込みは第2週の7月2日からであろう。6月29日の段階で、7月2日に呼ばれるかどうかが、まずはポイントである。現段階で、最終合格の倍率は2倍、内定の倍率は4倍である。厳しい戦いは未だ続く。
 残念ながら、落ちる人がはるかに多いのがこの試験である。何が欠けていたかを素直に見つめ直し、対策を立て、実行に移そう。すぐに再起し、翌年上位合格を果たす人は例年少なくない。
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