■2003年4月の最新本試験情報 |
4月に入り5月5日の国 I 本試験まで約1ヶ月となった。
4月1日には各種国家公務員試験の試験委員が発表された。注目すべきなのは国 I 2次試験の試験委員の大幅増である。例えば、法律職の憲法・行政法・民法は各2人だったのが、各5人となっている。昨年の1次合格者大幅増に試験委員が採点の負担に苦しんだ結果と思われるが、今年は2次試験の採点が時間をかけて慎重・厳格に行われるという点で評価に値する(ただし、各試験委員の評価のばらつきをどう是正するかの問題は残る)。
受験生は、残された時間を有効に活用し、官庁訪問(少人数の業務説明会は1次試験直前の今も行われているが……)前の2次対策を考慮に入れつつ、当面の1次突破をめざしてがんばってほしい。
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外務専門職試験で今年から集団討論が実施されることとなった。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/gaikokan/15_sen_annai.html
集団討論対策は理論・知識も大事だが、実践・経験も大事である。集団討論の企画(ただし、検討中で、詳細は未定)にはぜひ参加してほしい。
なお、論文専門試験の試験委員に変更はなかった。従来の勉強を継続してほしい。
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5月5日(月)の国家 I 種本試験まであと1週間となった。
行政・法律・経済事務系3職の志願者は各1776人・978人・287人
(計3041人)も減った(http://www.jinji.go.jp/saiyo/topic22.htm)。
形式的理由は人事院が指摘している(http://www.jinji.go.jp/kisya/0304/1moushikomi.htm)が、それに加え、最終合格者が内定者の2.5倍(人事院が実施)であれ、4倍(内閣官房の案)であれ、国 I は内定が貰い難いリスクの高い試験であるとの印象を一般受験生に与えたこと、1次試験が1ヶ月繰り上がって大学4年生(特に民間と併願している人)には準備が間に合わなかったこと等が志願者の大幅減少の実質的理由として考えられる。
しかし、成績上位陣には1点を争う熾烈な試験であることには変わりがない。残された時間を悔いのないよう有効に活用してがんばってほしい。 |