■2003年9月の最新本試験情報 |
9月5日(金)外務専門職の最終合格発表が外務省であった。合格者は50人(男性23人・女性27人)と昨年の41人よりも9人増えている。
今年は専門科目の実力のある人(複数回受験生や大学院生・卒)の合格者が多く、一昨年と昨年の語学重視の傾向は2003年は専門重視にやや修正された。
Wセミナー講座受講生の合格者は45人で全体の90%を占めた(残りは外務専門職オール模試のみ受験した人が4人、国 I 経済職の模試を受けた人が1人)。 |
18日・21日と渡辺ゼミの選抜試験を実施した。
その際気づいたのは、2002年と2003年の最終合格者の大幅増(数年前からすると倍増)を受けて、受験生の専門科目のレベルが年々ダウンしていることであった。
一般に学力が低下しているのかもしれないが、むしろ今までであれば不合格となり再受験していたグループが最終合格してしまっているのが原因ではないかと思う。
2005年から国家 I 種公務員試験を大幅に制度改革する動きもある。しかし、優秀な学生の国家 I 種離れを回避するためには、最終合格者(現在は内定のない人が内定のある人よりも多い)を増やしたり、理想的な国家公務員像を描けないままに制度を改革するよりは、採用者数を増加させ、受験生にとってもリスクの少ない透明で公正な試験にすることが必要不可欠であろう。 |
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