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※署名のない文章は渡辺一郎による。他の講師が担当した場合は署名を入れる。
■2004年11月の最新本試験情報
11/1 国家 I 種本試験まであと6ヶ月
 国家公務員 I 種(国 I )本試験まであと6ヶ月となった。
 この時期は各省庁の公式(http://www.jinji.go.jp/jinjika/main.htm#SETUMEIKAIほか各省庁HP参照)・非公式の業務説明会が東京を中心に頻繁に行なわれている。
 官庁訪問期間中は実質的には2〜3省庁しか回れない。そこで今のうちに説明会に積極的に参加し、年内に5〜6省庁程度に志望官庁を絞り込んでおくことが望ましい。内定者や実際に働いている現役公務員に会うことにより、今までの各省庁に対するイメージが(いい意味でも悪い意味でも)違ったものとなる可能性がある。今までのイメージに囚われず、いろいろな省庁の内定者や現役公務員から話をたくさん聞くことが大事である。省庁によってはかなり本格的に学生を観察・評価しているところもある。HPなどを利用して事前に準備することも必要である。
 Wセミナー東京本校では11月11日(木)の環境省から12月10日(金)の経済産業省まで14省庁(参議院 I 種を含む)の I 種採用担当者と若手職員の話を聞くことができる(参加無料・予約不要)。ぜひこの機会を有効に活用して欲しい。
 詳細は http://www.w-seminar.co.jp/koumuin/ 「国家 I 種 省庁説明会」参照。
11/17 今こそ地道な努力を!
 2004年も1ヶ月半を切った。受験生には今が一番苦しい時期である。受験生は4月までの時間を比較的自由に楽しんでいる合格・内定者を羨望の眼差しで見ていることであろう。
 しかし、昨年も合格・内定者は同じように不安を抱えつつ苦しんでいたのだ。
 昔読んだ本の一節に「幸運の女神は前髪しかない(後頭部は禿げている)」いうヨーロッパかどこかの言い伝えがあったと記憶している。「チャンスはその時に確実に捕まえておかないと通り過ぎてからではもう遅い」という意味だったと思う(ちなみに回転寿司の場合、目の前を通り過ぎてから取る人が多いらしい)。
 国家 I 種は実質1〜2回の勝負だから、今が人生の(2005年の上位合格の)最大のチャンスなのである。回転寿司と同じようにやや遅れて、年明けから勉強する人が受験生全体からすると圧倒的に多い。しかし、落ちる人(バブル受験生)が大多数だし、仮になんとか合格しても内定に有利な上位合格は難しい。
 またTVで「ゲゲゲの鬼太郎」(私も小学生高学年からのファンである。ちなみに当時は「墓場の鬼太郎」だったと記憶している)の作者である水木しげる氏が「日頃から地道な努力をしていないと、今がチャンスだとわからないし、仮にチャンスだとわかってもそれを掴むことができない」という趣旨のことを言っていた。至言である。
 合格・内定という結果だけ見ていると華やかではある。また、業務説明会等で若手や内定者と親しく接触することにより、あたかも自分が公務員になったかのような錯覚に囚われる人もいる。しかし、日頃の地道な努力がなければ、1次合格も2次合格も内定もありえない。このことを今の時期に再認識する必要がある。
©2004 The Future