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※署名のない文章は渡辺一郎による。他の講師が担当した場合は署名を入れる。
■2006年8月の最新本試験情報
8/2 夏休みの勉強の意義と重要性
 国 I 以外の公務員試験も終盤となった。
 2007年に公務員試験を受験する人(初学者を含む)は8月中に『本試験問題集』で教養試験3年分を解いて、出題傾向や出題レベルを早めに掴んでおくことが望ましい。専門試験に比べて教養試験の過去問分析が不十分な人はかなり多く、特に教養試験の知能分野は直前の詰め込みでは到底対応できないからだ。2006年の渡辺ゼミ生の成績を分析すると、ごく一部の例外(34点の2人)を除いて最終合格者のほとんどは1次専門試験で35点以上の得点をしているが、他方1次不合格者のうち約4分の1人が1次専門試験で35点以上の得点をしながら教養試験で得点が伸びず失敗しているのである。
 特に私立文系の人は国立の上位校に比べて教養試験で4〜5点のハンディがあると考えてよい。2007年は難化する可能性もある。時間に余裕のある今のうちに苦手分野を発見し、捨てるべき分野と時間をかけて克服すべき分野を明確にして、後者の得点力アップを図る必要がある。
 また、2006年の専門試験で失敗した人は、8月中にもう一度今年の本試験問題を丁寧に解き直し、どこに勉強方法の問題点があったかをよく分析し、今後の勉強に役立てること。種本となっているテキストをこの時期にじっくり読むことも大事である。1次試験で専門が35点前後の人はやはり2次試験でも苦戦している。
 初学者や2006年の総合点が合格最低点よりも3点以上下だった人(最近の傾向だが、再受験生の多くは点数が伸びていない)には独学はかなり辛い。確実に上位合格するためには積極的にLIVE講座を受講するなどして、夏休みの間に上位合格のためのライフスタイルを確立することが必要である。今に時期に他の人よりも確実に一歩踏み出すことが、2007年の明暗を分けると言っても過言ではない。
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