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※署名のない文章は渡辺一郎による。他の講師が担当した場合は署名を入れる。
■2006年12月の最新本試験情報
12/5 国家 I 種本試験まであと5ヶ月
 2006年も1ヶ月を切り、2007年の国家 I 種本試験(4月29日または5月6日)まで約5ヶ月となった。受験生、特に秋から受験勉強を始めた人には今が一番苦しい時期である。毎年のことだが、多くの受験生は合格・内定者を羨望の眼差しで見ていることであろう。しかし、昨年も合格・内定者は今の時期は同じように不安を抱えつつ苦しんでいたのだ。
 昨年も述べたが、昔読んだ本の一節に「幸運の女神は前髪しかない(後頭部は禿げている)」いうヨーロッパかどこかの言い伝えがあったと記憶している。「チャンスはその時に確実に捕まえておかないと通り過ぎてからではもう遅い」という意味だったと思う。またTVで「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる氏が「日頃から地道な努力をしていないと、今がチャンスだとわからないし、仮にチャンスだとわかってもそれを掴むことができない」という趣旨のことを言っていた。至言である。
 国家 I 種は実質1〜2回の勝負だから、今(12月)が人生(特に2007年の上位合格)の最大のチャンスなのである。年明けまたは学年末試験後から勉強する人が受験生全体からすると圧倒的に多い。しかし、出遅れた人は落ちる人(バブル受験生)が大多数だし、仮になんとか合格しても内定に有利な上位合格は一部の人を除いて非常に難しい。
 合格・内定という結果だけ見ていると華やかではある。また、業務説明会等で人事担当者や内定者と親しく接触することにより、あたかも自分がもう合格して公務員になったかのような錯覚に囚われる人もいる。しかし、日頃の地道な努力がなければ、1次合格も2次合格も内定もありえない。今が人生の最大のチャンスであることを再認識し、地道に勉強に励む必要がある。
12/31 平成19年度国家 I 種試験日程の発表
 平成19年度の国家公務員採用 I 種試験の日程の発表が12月12日に人事院(人材局)からあった(http://www.jinji.go.jp/kisya/0612/isshu.htm)。
 試験日程は、1次が平成19年4月29日(平成18年は4月30日)、2次筆記試験が5月20日(平成18年は5月21日)、最終合格発表が6月19日(平成18年は6月20日)と平成18年よりも1日早くなっている。官庁訪問の日程・ルールについては、平成18年に準じた場合、最終合格発表の翌日である6月20日から7月5日の内々定までとなる可能性が高い。
 平成18年度からは国家 I 種試験は見直され、2次試験重視の配点(130点満点中80点)となっている(http://www.jinji.go.jp/saiyo/kenkyukai.htm および http://www.jinji.go.jp/saiyo/shutsudai1_200509.htm)。
 本試験まで約4ヶ月となった。1月2日の特別講演会には積極的に参加し、今一度受験戦略を練り直しておこう。
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