■2009年6月の最新本試験情報 |
5月24日(日)から始まった国家 I 種2次試験が6月12日(金)終了した。
総合試験は行政や国家公務員のあり方に関する問題で、国家 I 種の公務員を選ぶという観点からよい問題であった。しかし、設問(1)が東京大学の入学試験を思わせる3つのキーワードを使った大意要約問題であったのが目を引く(昨年、自分の意見を書くべきなのに、資料の大意要約する答案が多かったせいであっろうか)。
法律職の場合、今年は一昨年・昨年と同様に、憲法、行政法、民法、国際法、公共政策の難易度が揃い、科目間の不平等は特になかった(そのせいか渡辺ゼミでは法律職のベスト10に学部4年生が3人いた)。しかし、日頃の地道な勉強を怠り、安易に山をかけた受験生には苦しい4時間であったと思われる。
5月28日(木)から始まった人事院面接もようやく6月12日(金)に終了した。達成感や力を入れた過去の活動・体験(5W1H)を問うコンピテンシー面接は4年目ということでかなり定着した(特に若手の面接官)が、従来型の面接(年配の面接官)も見られた。後者もある程度はやむを得ないが、経歴・学業・政策の中身は官庁訪問に任せるべきで、人事院面接では国家公務員(T種)としての適格性の判断のレベルにとどめるべきであろう。
面接時間は15分から20分前後が最も多かったが、人によって30分から40分の人もいたようだ。
官庁訪問は6月24日(水)から始まる。発表前の充分な官庁訪問対策が望まれる。 |
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