5月14日(金)国家 I 種公務員試験の1次試験合格者が発表された。
今年は一昨年の金融危機から続く経済不況の影響から20%も志願者が増加した。http://www.jinji.go.jp/kisya/1004/isshu22.htm
特に法科大学院の受験生が29.2%も増えたのが目立つ(資料3参照)。法律職の1次合格と最終合格に微妙な影響を与える可能性がある。
2009年に比べ、教養試験はやや易しくなったが、専門試験は法律職の場合、難化した。その結果、法律職のボーダーは60点と下降した(2009年は62点・2008年は58点・2007年は59点・2006年は63点)。ただし傾斜配点(教養:専門=2:3)のため50点台でも少数だが合格していた。
渡辺ゼミからは現役ゼミ生(報告者のみ)だけでも60人を超える1次合格者を輩出したが、今年も合格点を取りながらマークミス(転記ミス)に泣いた受験生が4人もいた。このことは本試験における受験生(特にボーダー付近)の平常心を失わせる緊張感と激戦を物語っている。
合格できなかった人は、今までの勉強の質(やり方)と量(勉強時間)に問題がなかったかを検証し、今後にこの経験と教訓を活かし、他の試験や再挑戦に向ってがんばってほしい。
また、合格した人は23日(日)の2次試験(総合試験・専門試験)と27日(木)以降の人事院面接に向けて最後までベストを尽くしてほしい。 |