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『3時間でわかる行政法入門 第2版』(渡辺一郎執筆・監修、早稲田経営出版)1500円+税

執筆・監修者のコメント
 難解な行政法を初学者でもわかり易く理解できるよう本書を書いた。
 初版の段階で斉藤愛先生に難解な表現を易しく改めていただいた。また、補正版の段階(入院中)では国 I 合格者のS君に第3章7を加筆していただいた。
 第2版では、表現をよりわかり易くしつつ定義等を正確なものにし、住民訴訟などの法改正等にも対応し、公物の項目(第3章10)を追加した。
 『国 I バイブル行政法』を使用した講義の予習と復習に使うと一番効果があるが、大学の試験やロースクールの入学試験にも役立つことと信ずる。
 「本書を使用して、国民が真の主権者となることと、公務員が真の行政官となることを念願している。」(本書表紙の「あとがき」より)
 
2003年合格者K君のコメント
 『3時間でわかる行政法入門』は,広範な行政法の概略を理解するのに最適な書です。公務員試験における行政法の出題範囲は広く,また近年の出題の基礎とされている塩野宏『行政法 I ・ II ・III』をいきなり読んでも,理解することは困難です。がむしゃらにこれらの基本書を読んでも,時間の無駄になりかねません。ですから,まず本書で行政法の概略を頭に入れてから基本書を読むことにより,基本書の学習が一層効果的になります。
 また、本書は初学者向けの入門書として位置付けられていますが,入門書として片付けてしまうには,余りにももったいない本です。基本書の学習に入った段階でも,基本書で細かい知識を頭に詰め込んでいると,どうしても行政法の全体像を忘れてしまいがちです。そのようなとき,本書に立ち返れば,いま行政法の体系の中でどこの知識を得ているのかを把握することができ,基本書の知識をきれいに整理しながら覚えることが出来ます。
 そして,本書の真の価値が分かるのは,おそらく論文試験においてではないかと思います。論文試験では,択一試験で要求されるような個々の知識をただ覚えているだけでは上位合格答案は書けません。上位合格を目指すには,体系的に論述することが必要不可欠です。そのためには,択一試験で必要な知識を一通り得た人でも,本書を読むことにより,知識を体系的に再構成する必要があります。
 本書のよさを分かるには熟練が必要です。本書のタイトルは『3時間でわかる行政法入門』ですが,論文試験にも充分対応できる幅の広さを持っています。その幅広さを実感するようになったら,合格は間違いないと思います。
 私は自信をもって本書をお勧めします。私が本試験の行政法でほぼ完璧な答案を書けたのも,本書のおかげだと思っています。行政法を初めて学ぶ人も,択一試験の知識を一通り得た人でも,常に本書を手元において体系的な学習をし,見事合格を勝ち取ってください。

(03/08/07)
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