今年長女が小学校4年、次女が小学校1年になった。しかし、小学校を3年あまり見てみて、自分が子どもの時と比べて何か違う感じを受けた。
自分が子どもの時、小学校では自分の親(30代)よりも若い20代の先生も多かった。若手の先生とソフト・ボールの試合をするのは、楽しみでもあった。しかし、子どもの小学校では、40代後半以上の先生が多く、20代と30代の先生は非常に少ない。そのせいか、学校全体がおとなしい。長女の担任の先生は今年41歳で私と同世代である。今年転勤してきたばかりだが、どこの学校に転勤しても若手に入っているという(ちなみに、W公務員・外交官セミナーでは、私より年輩の先生のほうが少ない)。彼は、元気でフットワークが軽そうだが、逆に目立つくらいである。先生方が休み時間に子どもと遊ぶことはほとんどないのではないか。千葉県庁に入ったK君の小学校は古き良き時代の日本の小学校を彷彿させるものがある。
幸い、子どもの小学校では、学級崩壊とか学校崩壊まで行っていないのは、幸いである。だが、元気がないのもどうかと思う。
朝自習をしているせいかもしれない。ただ、何のため朝自習をするのか? 東大に入るためか? 先生によっては、朝早く登校して運動場で遊んでもらっては困るとも言う。なぜなら、朝早く出勤できないからだという。事故を心配されてのことと思うが、勤務時間外の事故は原則として先生に責任はない。
40代後半以上の先生が駄目だというのではなく、年齢構成のバランスがとれていることが重要なのではないか。年齢が偏ると考え方も画一化して、柔軟性を欠くようにも思われる。親の立場から何か意見を言おうとしても、先生のほうが年上だと言いにくいこともある。長男が通っている私立幼稚園は、20代から60代までの先生が揃っており、先輩の経験が後輩に伝承され、後輩の新しい血と絶妙にミックスしているように思われる。学校の先生も世代のバランスが重要ではないか。
40代後半以上の先生が大量に辞める頃には、逆に若い先生を大幅に採用するのであろうか? ちょうど、今の大学生が、結婚して子どもを小学校に通わせる時期に当たろう。若い先生ばかりでも経験がないので困る。
幸い学級編成の権限が国から都道府県に移る。1学級あたりの生徒数を減らし、先生の負担を軽くすべきである。そうすると、先生が不足する。将来を見越し、新規採用を少しずつ増やすべきである。
また、世代のバランスを保つために、家庭に入るため辞めた元教師をアルバイトで採用したらどうか。正規の教員よりも経費もかからないし、専業主婦の気持ちもわかり、子育てを経験しているので、独身時代とは違った指導ができると思う。塾とか予備校では、事務員が正社員で講師がアルバイトという形態が多い。アルバイトの先生が劣るとは言えない。
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