[ HOME私の教育論>読者からのメール(2)下 ]
私の教育論
読者からのメール(2)−下 (7/24)
 

I(読者Iさん)
W(渡辺)

I お返事、ありがとうございました。正直な話、忙しい中お返事どころか目を通していただけるとも思っていなかったので、とても喜んでいます。

W どういたしまして。

I テレビゲームに関する総合的な意見はすれ違っているようですが、『小さい子どもに は外遊びを』という考えは同じです。日が暮れるまで友達と遊んだ経験は、今の私の根幹になっている気がします。人格の基礎となる、大切な記憶だと思います。

W そうです。なるべく私は子供に外で遊ぶように言っています。私も時間を見つけて長男とボール遊びをしています。ただ、最近は変質者が多く、親の監視がないと不安です。また、友達も習い事が多く、なかなかスケジュールの調整がつきません。難しい時代です。

I 将来は、かつての日本が有していた自然を再び取り戻す仕事につきたいと思っていま す。子供たちが虫や草花の中で遊ぶ(スポーツではなく)ための環境を取り戻したい と思います。

W 期待しています!

I 最近テレビゲームのソフトにも、戦闘や攻撃性を含まない、メッセージ性に富むものも出てきました。絵本を読ませるような感覚で遊べるソフトがもっとあればと思います。

W 同感です。

I お忙しい中、ご迷惑をおかけしました。

W では、また。お元気で。

追記

  1. 「テレビが子供の脳を壊す」2時間以上見ると学力低下/ゲーム時は脳波が劇的変化2002.7.15『AERA』参照。
     特に、日本大学文理学部の森昭雄教授(脳神経科学)は、人間らしい感情や創造性をつかさどる大脳の前頭前野の活動が、テレビゲームをする時に低下する(β派が出なくなる)ことを脳波測定実験で突き止めている。ゲーム時間が長い人ほど低下の程度が大きく、ゲームをしない時も活動レベルが回復しないとのデータもある。森教授は「ゲーム脳」と名づけ、「情操がはぐくまれる児童期にはゲームの質や時間に気を配ってほしい(乳児期の早い時期から、1人で、同一内容で繰り返し、長時間は危険)」と警告している。
  2. 「小児病棟で始まった『ノーテレビ』運動の行方2002.7.28『YOMIURI WEEKLY』参照。
     特に、細谷亮太聖路加国際病院小児科部長は「2歳未満の子供にはテレビを見せない」(アメリカ小児学会の見解)、本の読み聞かせや会話が大事であるとする。
お問い合わせ等は info@thefuture.co.jp まで
©1999-2004 The Future