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E君の官庁訪問日記

6月26日(火)
 第3希望の官庁はあまり定まっておらずどこに行くか迷うが結局だめもとで、超人気官庁のC省を訪問することにする。
AM9:00 C省
 予想通りC省は学生がたくさんいた。ここはやっぱ厳しいなと思い、他に行けば良かったと考える。

PM1:00 C省人事
 昼を過ぎてやっと1回目の面接。この面接はC省の伝統(?)となりつつある不自然な職場面接。部屋に入ると1人の面接官のすぐ脇で2人がパソコンをたたいている。そしてこっちが質問に答えるとそのパソコンを激しく打ちだす。面接の内容すべてをデータベース化しているらしい。さすがC省と思う。しかし面接自体は10分くらいで終わり原課紹介される。

PM1:30 C省原課係長
 1時間ぐらいの面接。C省の人にしてはかなりやる気がない人。なんか自分はあんまり評価されてないのかと思う。

PM2:30 C省待合室
 待合室にいくと大勢の学生がいた。その中で話しを聞いていると、原課紹介で課長補佐に会った人と係長に会った人の2通りいることが分かる。また昨日の夜にC省から直接電話をもらいぜひ来て欲しいと言われた人も居り、どうやら試験前に行われていた説明会や1次試験の成績等でめぼしい学生は既に目をつけられている様子だった。そこでこのままC省にいても残れる可能性が低いことと仮に残れたとしてもC省は最後の最後までかなり優秀な人との激戦が待っているため別の省庁に行くことを決める。しかしどこにまわるか全然決めていなかったためとりあえず昨日訪問したB庁に電話をして今から行って面接をしてもらえるかどうか聞いてみる。しかしやはりルールは守らなければいけないから今日は駄目だと言われる。そこでD省に行っている友達に電話してみるとD省はあまり人がいない様子。元々今日は、C省に行くかD省に行くか迷っていたためC省を抜け出す。

PM4:00 D省
 D省に行くと友達がいてお互いに情報交換する。だいたい周りの様子を聞くと初日から夜遅くまで拘束した官庁が多いらしく今年の官庁訪問実質的に2箇所しか出来ないと分かる。D省は志望動機をあまり考えておらず、かなり簡潔に身上書に書く。

PM5:30 D省人事補佐
 ブースごとに仕切ってある面接会場に行き15分程度の面接をする。かなり厳しく志望動機等をつっこまれる。が、笑顔でなんとかごまかす(?)。D省の業務はあまり良く分からなかったためいろいろと勉強させてもらうつもりでいった。

PM7:00 D省原課若手
 2年目ぐらいの原課を紹介された。今年のD省は原課はあまり関係ないらしくほとんど人事で評価を決めているらしい。1時間程で終了。

PM10:00 D省人事補佐
 またブース面接でまた厳しくつっこまれる。本当はうちに全く興味ないんじゃないの?など。他省庁の動向をかなり聞かれなるべく他には評価されていると言おうと思いA省からかなり評価されていると言う。

PM11:00 D省人事補佐
 続けてもう1人の補佐に会う。あさって朝一で来れるかと聞かれ、ぜひ来ますと言うと笑顔でじゃああさって9時に来るように言われ、さらにA省よりもさらに魅力的な人を紹介すると言われる。どうやらA省に評価されていることを言ったことが良かったらしいと分かる。おそらく官庁訪問では他省庁の動向を聞かれた場合時と場合によるがなるべく評価されていると伝えた方が良いだろう。私は後々これで損をしたと思えることがあった。
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