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E君の官庁訪問日記

6月29日(金)
 朝一でA省に行くが今日はなんらかの動きが各省庁であるだろうとみな噂をしていた。
AM9:00 A省
 やはり前と同じく10人くらいの学生がいる。みんなで今後の動向について予測しあうが結局のところ何も分からない。

AM11:00 A省課長補佐
 外国帰りの人。今日は大事な人に会わせるけど時間はだいじょうぶ?と聞かれ、やはり今日は何かあるのだと思う。

PM2:00 A省
 みな午前中一人ずつ会い昼休憩の後待っていると動きがあった。去年の内々定者が呼ばれ2時間ほど経っても戻ってこない。すると4時くらいにまた別の人が呼ばれる。

PM4:00 A省
 この時間から次々に呼ばれていく。おそらく拘束部屋に行っているのだとみんなで噂する。

PM7:00 A省人事筆頭補佐
 7時くらいになりやっと自分の名前が呼ばれる。すると案内係りの人に今から重要な方にお会いしてもらいます、と言われかなり緊張する。そして広い部屋に通されると人事の補佐だった。しかし私は去年A省を訪問した時に一度あったことのある人で意外とあっさり面接が終わった。しかし私はここで一つ後悔することをしてしまった。実は私は去年A省(省庁再編前なので厳密にはA省ではないが)を訪問しておりそれなりの評価をもらいながら一次落ちした。さらに今年の試験前にA省から電話があり去年かなり評価していたから今年もぜひ来て欲しいと言われた。そのため私は、A省を一番始めに訪問し熱意をみせたつもりだった。そしてこの面接でも他省庁はまわっていないと答えた。しかしこの時私は、D省からもいい評価をもらっていることを言うべきだったのかもしれない。そうすればもしかしたらあんな結果にならなかったかもしれない....そしてその後別の部屋に行くとやはり今まで先に呼ばれていたメンバーがいてほっとする。

PM7:30 A省拘束部屋
 この時間から結局終電の時間までずっと拘束だった。拘束されていた人数は7人だった。結局B庁には行けずB庁はここで完全に諦める。そして拘束メンバー全員が来週火曜日の7月2日の9時になった。結局一週目はかなり調子よく官庁訪問を進めることが出来た。
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