Sさんの官庁訪問日記
【Z省(2)】9:30
誠意を見せるため、9時頃に行く。前回同様の形式で面接。初回の課長補佐面接で妙にかみ合わないものを感じるが、気合いを入れて頑張る。
昼食の時間をもらい、他の受験者と食べる。各省とも早い段階から絞り込みをかけているようで、自分が生き残れるか不安になる。知り合いが切られたという話を聞き、ショックを受ける。
2時頃若手の人事と面接。ベーシックな面接らしい面接だったのに、我ながらボロボロな返答になってしまった。
待合室に戻ってしばらくしてから呼び出され、あっさり切られる。
人間の相性が合わなかったこと、楽勝だと思ってナメていたのが原因ではないかと思う。
思いがけないことだったので、Y省での面接までぼーっとしたり、友達にメールで励まされたりしながら過ごす。
A省に顔を出してはみたものの、自己紹介カードを提出しただけですぐに出る。
【Y省(3)】17:20
7時頃から原課面接。「Y省での3回目の面接は分岐点」という噂通りきつい面接。質問や考えをぶつけても、イヤミのこもった言葉で返される。
X省とY省どっちに行きたいんですか?と聞かれ、力強く「Y省です!」ということができなかった。また、Y省が進めている政策を批判するようなことも言ってしまった。
ぐったりしつつも笑顔を絶やさぬようつとめる。
受付に戻り、待合室へ。5、6人まとめて呼ばれて予約を入れる。午前は一杯なので午後で、とのこと。1時に予約して帰る。
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