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※署名のない文章は渡辺一郎による。他の講師が担当した場合は署名を入れる。
■2002年12月の最新本試験情報
12/2 2002年度国家 I 種事務系(行政・法律・経済)3職の内定状況
 政府や新聞からの情報をまとめると以下のようになる。
今年度 (前年度)
総数 290 (265)
1 東京大 145 (133)
2 慶応大 29 (33)
3 早稲田大 27 (23)
3 京都大 27 (26)
5 一橋大 18 (13)
6 東北大 7 (1)
7 大阪大 5 (3)
8 中央大 4 (2)
8 立命館大 4 (2)
10 神戸大 3 (2)
【参考】
  1. 東大だけで内定者のちょうど50%を占める(Q&A38-1参照)。
  2. 東大・慶応・早稲田・京大・一橋の5校で内定者の85%を占める。
  3. 6位の東北大以下の20校でわずか内定者の15%を占めるにすぎない。11位〜25位の大学は内定者1〜2人である。
  4. 内定者の出身大学は25校(昨年と同じ)。
  5. 上記以外の33大学の内定者は0%である(Q&A38-2参照)。
  6. 内定が得られなかった合格者は、407人(合格者の約6割)である。このうち他に就職が決まった者は約3割。求職活動中、大学院進学・留年等とした者は約6割。
  7. I 種・II種重複合格者は123人(前年に比べ約6割増加)。
  8. 技術系を含む全体の内定者は632人。 
 一般受験生や国民本位のより一層の情報公開(大学別受験者数・1次合格者数・2次合格者数・内定者数や配点など)が望まれる。
12/20 時事問題にもっと関心を!
 2002年も終盤に近づいた。今年も日本は長期不況から脱却できず、日本を覆う閉塞感・無力感は未だに払拭されていない。本当に必要な構造改革とは何か、将来の日本のため今どんな政策が必要か、特に公務員を目指す人には年末・年始の講義が休みとなる今の時期にぜひ考えてもらいたい。
 公務員試験は総合力の勝負である。専門試験のほか、教養試験、面接試験、官庁訪問等がある。時事問題の知識・関心は有効な公務員試験対策となる。しかし、それ以上に将来の日本を背負うであろう国民の1人として、今直面している世界や日本の問題を考えることは重要である。
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