海外留学の後、「絶対に最終合格したい!」という思いを持って渡辺ゼミに入りました。
I 期の選抜試験では合格者の中でも最低レベルの成績で暗澹たる思いにとらわれましたが、何とか頑張って追いつこうと思いゼミの授業に臨みました。
まず I 期では、事前に択一試験の指定範囲の過去問5年分を徹底的に分析した上で先生からの突っ込みに答える形式でしたが、浅い理解では突っ込みに対して答えられるはずもなく、そんな時は「次こそは必ず答えられるように予習してこよう」と勉強のモチベーションが自然と高まりました。また、このような予習→ゼミでの突っ込み→復習というサイクルを繰り返すことで知識の大幅な定着と体系化、そして過去問の分析スタイルの確立を図ることができました。そして、先生の長年の経験に基づいた勉強方法に関するご指導(過去問をどのぐらいいつまでに解くべきか、模試や択一答練の活用法など)は勉強を進めていく上で大きな指針となりました。加えて、直前であせらぬよう I 期という早い段階で教養対策や官庁訪問対策や集団討論対策などもなされ、最終合格からその先の内定までを常に見据えた内容はとても自信になりました。
II 期では、2次の論述試験対策を中心に行われます。ここでは択一試験対策で培った知識をいかに論述試験の問いに対して答えるために組み立てていくか、そして答案上に論点落ちなくいかに網羅するかという知識の総合力を培うための講義が行われます。講義は事前に指定された範囲の中から典型論点や予想論点に関する出題がなされ、ゼミの当日に自分でまず答案構成をやってみた後、先生の解説を聞くという形式です。私は指定された範囲についてあらかじめ、もう一度択一試験の問題や基本書、条文を見直してゼミに臨むようにしていましたが、先生の解説を通じて、自分の知識が不足していた点や答案の論理構成についての力不足を痛感させられました。しかし、逆に更に危機感を持って授業と勉強に集中することができ、択一試験の勉強の時でも常に論述を意識して勉強に取り組むことができました。さらにゼミで配布される資料レジュメも過去の論述問題の傾向とそれを踏まえた予想、詳しい解答例と解説などが充実しており、2次試験の直前まで何度も目を通し重宝しました。また、試験日まで残りわずかというこの大切な時期での先生の励ましやアドバイスのおかげで、最後まで自分を見失わず、合格という目標を達成するためにはどうすればよいかという現実的な視点から自分のやるべきことに集中できたことも大変良かったと思っています。
このように渡辺ゼミでは択一試験や論述試験の対策を通じて、過去問や予想論点の分析などの勉強面ももちろん充実していますが、ゼミに参加するメリットはこれに限りません。先生の長年の指導経験に基づいた非常に現実的で有益なアドバイスと励まし、ゼミOB合格者のゼミ訪問と激励、優秀な他のゼミ生との切磋琢磨、大学の勉強との両立や試験までの限られた時間を有効活用するペースメーカー、過去の実例に基づいた面接や集団討論で失敗しない為の対策、インターネット上の渡辺ゼミ掲示板での交流など、渡辺ゼミは合格して国家公務員として働きたいという気迫と気概を持つ人の期待を裏切らない魅力的な場を総合的に提供してくれます。
自分の可能性を最大限伸ばし、最終合格・内定という結果を得たいという熱意ある方はぜひ渡辺ゼミの門を叩いてみてください。
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