私は当時3年生の半ばでしたが勉強が遅れていたため、勉強方法を間違えて遠回りすることが全く許されない状況でした。そんな時、去年の法律職に5位で合格した先輩に相談したところ渡辺ゼミを勧められ、選抜試験を受けたところ I '期になんとか合格しました。しかし、合格といってもぎりぎりでした(実際先生にも後日そう言われました)。
そのような状況のもと12月終わりからゼミ I '期の予習・復習の日々が始まりました。内容としては過去問5年分を先生に授業中に聞かれ、それに答えるという形式です。単に答えるというだけでなく、もちろんその理由や周辺知識まで聞かれ、はじめのうちは答えられないのですが、答えられるようにしよう、と思って2回目、3回目の授業では予習をさらにするようになります。先生の質問に答えられる程度の勉強というのは大変なのですが無理のないちょうどいいペースなので、自然と勉強にリズムがうまれ、力がつきました。しかも、授業では先生がその経験に基づき、生徒が見落としがちな重要論点は繰り返し教えてくださり、当然のようにそこは本試験でも出て、点数をとれました。また、周りのゼミ生は優秀な人たちばかりでその中勉強するというのはとても刺激になりました。
そして、 I '期が終わり、 II 期になると I 期の人と合同の授業になります。そこでも新たな出会いがあり、刺激を受けつつ論述対策にうつります。ここでは先生が今年狙われる可能性の高いところから講義をしつつ、その中やはり生徒に質問を投げかけます。 II 期を終え、実際に試験を受けてみて驚いたのは、その的中率の高さです。確かに本試験の問題とそのまま同じというわけではなかったですが、論述試験に出た論点はゼミのレジュメにほとんど網羅されていたのです。といってもレジュメはそれほど厚いわけではありません。私の友人は市販の分厚いテキストひたすらやっており、試験前はそういった人たちとくらべ、これで足りるのかと不安になりましたが蓋を開けてみるとそういった人たちよりもはるかによい成績をおさめることができました。つまり、予想以上に相当効率よく勉強できたわけです。
このように、渡辺ゼミは I '期、 II 期を通じて効率よく勉強するための指針を示してくれました。しかし、これだけではありません。先生は授業時間外でも相談を受けてくださったし、時事ネタやおもしろい本なども紹介してくださいます。また、ゼミでは多くの貴重な友人ができます。勉強のとき同じ目的をもって頑張っている友人がいると心強いですし、それだけではなく官庁訪問のときも控え室などで一緒になるとリラックスできるうえ、さまざまな情報を交換できるので本当にかけがえのない存在です。
正直私はゼミ生の中でも出来の悪い生徒だったと思います。かなり出遅れていたので、1次の成績もボーダーすれすれでした。しかし、600人以上を2次試験で抜いてまずまずの成績で合格できたのはこういった多くの要素を渡辺ゼミが与えてくれたからだと思っています。渡辺ゼミに入ってなかったらといまになって思うとぞっとします。本当に合格したいと思うならこのゼミを受けてみたらよいのでは、と自信をもってすすめます。
ではみなさんが渡辺ゼミの後輩として来年、確実に最終合格し、内定をいただくことを祈っています。
がんばってください。
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