法律初学者、国 I を目指す友人がいない、今のままで最終合格できるのだろうか……私はこういった不安を春からずっと抱いていていました。そこで、少しでもこの不安を自信に変えたいと、最終合格者・内定者を多数輩出している渡辺ゼミ I 期選抜試験に挑みました。そして、渡辺先生の熱心なご指導と共に勉強に励んだ仲間のおかげで、1次試験・2次試験を突破し、希望省庁から内々定をいただくことができたのです。
渡辺ゼミで得たことの第1は、法律科目の勉強の仕方です。 I 期初回のゼミ、事前に5年分程度の過去問を解き、バイブルや基本書を使って関連事項を勉強して臨みました。ところが、答えられたのは正解の選択肢だけ。その後先生に突っ込まれて聞かれた根拠などは全く答えられませんでした。ゼミ開始早々、自分が今まで勉強をした「つもり」になっていて、実際には何も知識として蓄えられていなかったことに気づいたのです。しかし、ゼミに出席し先生の解説や他のゼミ生の解答を聞いていくうちに、どこが重要であるか、何を押さえなければならないかがわかるようになり、予習・復習においても身になる勉強ができるようになりました。さらに、講義と違って1回のゼミでカバーする範囲が広いので、バラバラに頭の中に入っていた知識が、互いに関連性をもって体系的に整理されていきました。 II 期では、論述試験の答案構成やレジュメを使った論述答案の作成のポイントなどを学びます。私のように今まで法律科目の論述答案を書いたことがない人でも、ゼミで繰り返したくさんの答案を検討していくので、自然に論述の流れが身につきました。暗記ではない正確な理解は、過去問と異なる新傾向の出題や2次試験の論述の際も、自分の強みとなりました。
もう1つ、渡辺ゼミで得られる勉強面のメリットと同じくらい重要なことは、人との出会いです。まず、渡辺先生との出会い。法律初学者の私でもよくわかる詳しく丁寧な解説は言うまでもありませんが、択一・論述試験、官庁訪問などの受験情報や天下国家を論じる視点を、先生は授業の内外で私たちに与えてくださいます。さらに、勉強につまずいた時、精神的に滅入っている時に、親身になって話を聞き励ましてくださったことは、弱気になってくじけそうになる私にとって大きな支えとなりました。そして、同じ志をもつ仲間との出会い。ゼミ生たちは皆、向上心を持って知識を吸収し、積極的に発言します。私は、そういったほかの仲間に離されないように追いかけるだけで精一杯でしたが、このことが刺激となり自分を甘やかすことなく勉強をすることができました。また、試験当日は近くにゼミ生がいたので、リラックスできましたし、官庁訪問中は情報交換をし、励まし合い、最後までゼミの友人は私にとって心強い存在でした。さらに、時にはゼミの先輩である内定者が顔を出して、勉強や精神面でのアドバイスをしてくださいました。私の場合、普段内定者から話を聞く機会がほとんどなかったので、とても貴重な時間でした。
受験生活を振り返ってみて、渡辺ゼミは私の最終合格・内々定に不可欠だったと言っても過言ではありません。そのくらいゼミでの勉強と人との出会いは試験に勝ち残る上で重要でした。
初めは自分の力不足に気づかされることばかりで、合格する自信などなかなか芽生えてきません。しかし、「国家公務員になりたい!」という思いを持って、渡辺ゼミで地道に精一杯勉強していけば、知らぬ間に力がつき、最終合格レベルに達するのです。
不安だと悩む前に、是非、渡辺ゼミで志の高い仲間と共に自身の能力を伸ばす努力をしてみてください。
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