都庁・特別区「法律事情」では、超最新判例が出題される(出ない年もある)。
過去の出題を見てみると、時事的な有名判例が多いが、ややマイナーなものが出ることもある。
今年、出題可能性があるものを網羅的に紹介する方法もあるが、それでは、直前期で時間がない受験生にとっては、全く意味がない。
そこで、注目度が高く、「これが出たら、対策をとったか否かで差がつく」という重要判例に絞って、紹介することにしたい。
あくまで「直前ヤマはり企画」なので、読者各自が自己責任で、情報を利用して頂きたい。
時間が全然なくて、[判旨]を読む余裕がない、という読者は、[判例のポイント]だけでも読めば、最低限の試験対策になるので、活用して欲しい。
[過去の出題内容]
東京都庁 |
特別区 |
H11 |
出題なし |
H11 |
公職選挙法・拡大連座制の合憲性(立候補の自由) |
H10 |
家永教科書訴訟(教科書検定と検閲) |
H10 |
出題なし |
H9 |
愛媛玉串訴訟(政教分離) |
H9 |
参議院一票の較差(法の下の平等) |
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【今年出題可能性のある判例】
I.宗教上の理由による輸血拒否と自己決定権(最判平12.2.29)
→[判例のポイント]と[判旨]
II.衆議院選挙で小選挙区・比例代表への重複立候補を政党所属者等に制限することの合憲性(最大判平11.11.10)
→[判例のポイント]と[判旨]
III.抵当権者による不法占有者への妨害排除・明渡請求(最大判平11.11.24)
→[判例のポイント]と[判旨]
IV.戦没者遺族会への補助金支出と政教分離(最判平11.10.21)
→[判例のポイント]と[判旨]
V.宗教法人の役員たる地位の確認請求と法律上の争訟(最判平11.9.28)
→[判例のポイント]と[判旨]
(沖田)
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